原因を知って、疲れにくい足を作りましょう!足のむくみ!!
立ち仕事、デスクワークを問わず、足のむくみに悩まされている人は多いと思います。足がむくむと、靴がきつくなったり疲れやすくなったりしますから、出来れば健康な足を持ちたいというのは全員の希望ですよね。また病気が原因で足がむくむこともありますが、多くの場合、生活習慣を改善することで足のむくみに対処することができます。
足のむくみは名前に知名度があり、みんななっているからと放置してしまう事がよくあると思います。しかしむくみによる足の疲れなどは長く続くとそのストレスから他の疾患を併発したりもしますので、是非、改善するようにしましょう。
それでは今回はむくみの原因や予防法、解消法についてまとめてご紹介します。
むくみとは?
そもそもむくみとは、カラダに余分な水分や老廃物が過剰にたまってしまった状態を指しています。その原因は血管内の水分が多くなりすぎたとき、もしくは静脈の循環が滞り、静脈血圧が上昇し、血管からしみ出す水分量が増えることでも起こります。
ちなみに大きく分けてむくみの原因は二種類考えられます。一つが一時的なもの、もう一つは病気が原因と考えられるものです。今回は一時的なものに焦点を当てていきたいと思いますが、むくみを引き起こす疾患と言えば例えば心不全、腎不全、下肢静脈瘤、子宮筋腫などが考えられます。
そのため、もしむくみが数週間もしくは数か月続くようであれば何らかの病気が原因の可能性がありますので医療機関で受診することをお勧めします。
むくみの原因とは?
では一時的なむくみが発生する原因ですが、例えば長時間の立ちっぱなし、座りっぱなしはむくみの原因になります。通常血液は重力によって足など下のほうにたまりやすくなります。立ちっぱなしの仕事やデスクワークなど長時間同じ姿勢をとることにより、心臓から離れた部位ほど筋肉によるポンプ作用が低下するため、血流が滞りやすくなります。
また塩分の過剰摂取もむくみの原因となります。塩分を摂り過ぎると体内の塩分濃度を正常にするため、身体は水分を多く取り込もうとしますので、その結果、身体が水分を溜め込みやすくなり、それが腫れやむくみの原因となります。
それから運動不足や睡眠不足もむくみの原因になるといわれています。運動不足によって血液を送り出す筋ポンプ作用に使う筋肉量が低下し、血液をスムーズに心臓に戻せなくなることによってむくみが引き起こされることがあります。また、睡眠不足によって自律神経が休まらず、血管が収縮してしまうことでも起こります。
むくみの予防方法
ではまずどのように足のむくみを予防できるのかを考えてみましょう。かぎは生活習慣の改善です。すでにご紹介した通りむくみの主な原因は血液の循環が悪いということです。それで日頃から血液循環を良くすることを意識するならむくみにくい体を維持することができます。
まずは運動不足に気をつけましょう。毎日の日課の中に適度な運動を取り入れることで、全身の筋肉が収縮し、血液の循環がよくなります。この時、筋肉量を増やすようなハードなトレーニングが必ずしも必要なわけではありません。
毎日30分ほどのウォーキングやジョギングまたはサイクリングなどによって汗をかくだけでも血液の循環が大きく改善されるはずです。大切なのは毎日続けることです。
また塩分の摂り過ぎ、アルコールの過剰摂取も気をつけましょう。飲酒をすると、血管が膨張し、動脈側の血管壁は水分を通しやすくなります。そこから水分が染み出してむくみとなる可能性があるのです。
それから入浴によって血液循環をよくする方法もあります。例えば意識的にお風呂にお湯をためて、ゆっくりつかることで血の巡りが良くなり老廃物が排出されますし、水圧によってリンパの流れが改善されることで、むくみの解消が期待できます。半身浴にゆっくりつかるのも良いですね。
むくみの解消法
では実際足がむくんだ時にどんな解消法があるでしょうか?いくつか効果的な方法をご紹介します。
まずはかかとの上下運動です。この運動によってふくらはぎの筋肉を使うので血液の循環を促し足のむくみを解消することができます。立って行う場合は椅子や机など安定した場所に手を置き、つま先立ちしながらかかとを上下にリズミカルに動かします。朝晩30回ずつ行うと効果的です。座って行う場合は、膝を合わせて90度に曲げ、この状態でかかとを上下に動かします。この運動なら仕事中など気づいたときにいつでも実践できるのでお勧めです。
足にはリンパがたくさんあるのでリンパの流れをスムーズにするために足をマッサージすることも効果的です。まずは、足裏全体を指側からかかとの方向へゆっくりと指圧していきます。
特に「湧泉」と呼ばれる足裏のツボは「万能ツボ」とも呼ばれていて代謝や血行を促進してくれます。また、くるぶし周辺もリンパの滞りやすい場所です。足首全体を回したり、くるぶしを下から上へ優しくマッサージしてあげましょう。
まとめ
ここまで見てきたようにむくみには様々な原因がありますので、普段から血液の循環を意識した生活習慣を身につけましょう。適度な運動習慣を身に着け、むくみの原因となるような食習慣を避けましょう。
また文中でも触れていますが、ただのむくみではなくその影に大病が隠れている時もあります。肥満や明らかな痛みなどがなくても年に一度は健康診断などを受診するようにしましょう。
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