原因はどこにある?肩こりの元をご紹介!
最近ではある特定のがんを発生させる遺伝子の解明が進んだり、治せないと思われていた病気の治療方法が見つかったりと医療は日進月歩で進んでいっていますが、片一方で医療が進化しただけでは治せない身体の痛みというものがあります。
例えばそれは普段、身体を動かしていない方がいきなり激しい運動をして起こる筋肉痛や度重なる運動によって筋肉や腱を酷使して起こるスポーツ障害など運動にかかわる痛みもありますが、今回のテーマでもある肩こりもその一つです。
特に昨今ではスマートフォンやパソコンといった趣味にも仕事にも使える電子機器の発達によってそれらを長時間・高頻度で使うため、肩こりや腰痛などに悩む方が昔よりも多くなっています。それでは記事を始めてまいりましょう。
あなたの肩こりの原因は?~その1~
という質問をされたら、その返答は千差万別なものになると思います。冒頭でも出てきたようにパソコン作業をしすぎたり、緊張を繰り返す場面が多かった、あるいはなんの前触れもなく寝て起きたら肩に鈍痛を感じた。という方もいらっしゃると思います。
そういった肩こりの原因は普段の生活スタイルにあったり、身体の不調や病気などどこにでも隠れていますが一番多くの原因は同じ姿勢をずっと続けていたり、眼精疲労、運動不足、ストレスなどにあるといわれています。
もちろん原因がよくわからないものも大変多くありますが、例えば同じ姿勢をずっと続けている事。同じ姿勢を続けるということは筋肉を非常に酷使する行為です、筋肉を使うといわれると重たい荷物を運んだり、身体に負荷のかかる運動をしたりをイメージされると思いますが、立ったり座ったりずっと同じポーズをしていると身体のどこかが痛くなってしまうように一定の姿勢でいることは筋肉を疲労させ、コリを生み出してしまうものなのです。
次に運動不足、運動をしないということは肩こり以外にもたくさんの問題点を生み出してしまうのですが、肩こりに関して言えばまず、筋肉が衰えていきます。筋肉は身体を動かす以外にも体温を一定に保ったり、収縮して血流を促す働きをしているわけですが、この機能が弱くなると血流が悪くなり、血流が悪くなるということは身体から生じる疲労物質が流れず、疲れやすい身体になります。
あなたの肩こりの原因は?~その2~
次にストレスと眼精疲労、肩に力が入るという日本語があるようにストレスを感じる場面では無意識に身体をこわばらせてしまいますので、先のように血流が悪くなったり、そもそもの筋肉が凝り固まってしまいます。
また意外なことにストレスは身体の痛みに直結しているもので、ストレスを感じすぎるとちょっとした痛みが大きなものに感じるというデータがあります。私たちの脳には痛みをコントロールするシステムがあり、これをドーパミンシステムと呼びます。
ドーパミンシステムは身体に痛みを感じた時にドーパミンを分泌させ、脳内モルヒネを作り出して痛みを軽減するのですが、ストレスを感じるとこのシステムがうまく働かず、痛みがそのまま伝わったり、反対に痛みを増幅させてしまうことがあるのです。
ちなみに眼精疲労と肩こりの関係性というものはよくわかっていない部分が多いのですが、パソコン画面やスマホに集中してしまうばかりに前傾姿勢になってその体勢のまま長時間過ごしていたり、集中していかり肩になってしまったりといったこともあるので、肩こりを感じる方は普段の姿勢に気を付けましょう。
その他にいえば肩以外の箇所のコリや柔軟性の欠如によって肩こりが発生することも考えられます。人間の身体はすべて一つながりで出来ていますので、例えば背中のコリや腰のコリが肩に影響を及ぼすことがあります。
デスクワークや長距離トラックの運転手など座りっぱなしの体勢を常にしている方は一度、背中側に手を組んで肩甲骨の方に上げてみてください。自分が思っている以上にそれは上がらず、人によっては全く上に上げられないという方もいらっしゃると思います。
さらにそこから立ったまま前屈してみると背骨の中心付近がボキボキと音をたてたり、肩が伸びていることを感じられます。つまりいくらマッサージをしても肩こりが改善しないときは原因が肩ではなく他の箇所のコリということも考えられるのです。
まとめ
今回は肩こりに関するアレコレについて記事を書いてまいりました。文中でも触れている通り、肩こりを起こす原因は本当に様々で個人のライフスタイルや姿勢、あるいは肩以外のコリも影響していることがおわかりいただけたと思います。
経験された方はご存知の通り、肩が常に凝っているとその痛みから仕事や家事に集中できなくなったり、痛みがあることでイライラしてしまうことがあります。自分でマッサージやストレッチをしたり運動をしたりしても取れない肩こりにお悩みの方はお気軽に当院にご相談ください。
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