なんか膝が変形しているような、、これってエックス脚?
最近、足がうまく動かない気がする、、
最近、階段の上り下りがしづらくなった気がする、、
最近、歩いたり走ったりしていると膝がこすれる、、、
そんな経験ありませんか?もしかするとそれは膝が×の字に変形してしまうX脚になってしまっているのかもしれません。この例の他にも日ごろから内またで歩く癖がついてしまっている女性や、骨盤を歪めるような座り方(椅子に座るときに膝を倒して座っている、地べたに座るとき、両の内ももとお尻を付ける座り方をしている)などをしている方にもX脚は多く現れます。
O脚やX脚は名前に知名度がありますし、若い時分では膝周りの筋肉がしっかりしているので膝の負荷を支え、あまり痛みが出ることはありませんが、これを放置してしまうと年齢を重ねてから膝に関わる疾患を起こしやすくなってしまうので、出来れば関節の柔らかいうちに改善に向けて努力できるようにしましょう。それでは記事を始めてまいります。
足の変形をチェック!
早速ですが、以下の内容に心当たりのある方はいらっしゃるでしょうか?
両足のかかとを拳分くらい開けて、右足の人さし指と左足の人さし指をそれぞれ15度ずつ開きます。背すじを伸ばし、正面を向いたまま、ゆっくりとひざを曲げる。ひざが正面を向いたままならゆがみはありません。O脚の人はひざを曲げると自然とひざが外側に開き、X脚の人はひざが内側に向きます。はっきりわからない場合は、ひざとひざの間が開く方向、閉じる方向、どちらが曲げやすいかを確かめて判断しましょう。
次に、片脚立ちでもチェック。片脚立ちしたときに、立っている脚のひざが外側、あるいは内側にはっきり動くときは要注意。膝関節がつぶれ始めている可能性があります。
膝関節は、ひざ上の大腿骨と、ひざ下の下腿(脛骨とそのすぐ外側の細い腓骨)によって上下を挟まれた状態になっています。O脚の場合、膝関節には「外へ、外へ」ずれようとする力が加わり、正面から見るとひざ関節の内側がつぶれて、痛みが生じやすい状態に。X脚では逆に「内へ、内へ」とずれようとするため、膝関節の外側がつぶれて痛みやすい状態です。
これはX脚やO脚になっているかをチェックするための項目ですが、心当たりのある方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?
冒頭にもありましたが、X脚やO脚は普段の習慣が非常に関係しており、座り方や歩き方を変えることで元通りの真っすぐな脚に改善することが出来るのですが、中には骨盤が歪んでいることでそれらの変形を生み出してしまう場合もあるので、実際に今、変形していないからといって自分とは関りの無い疾患と早合点しない方がいいです。
X脚がもたらすデメリット
では実際にX脚になっているとどんなデメリットがあるのか、という話ですが、まずはやはり見た目の悪さを挙げることが出来ると思います。特に美意識の高い女性にとっては細めのジーンズを履いてもきれいに見えなかったり、ワンピースなどを着ても足の変形が目立ってしまうと歯がゆく感じてしまうものです。
他にも極端にX脚になっていると冒頭にもあるように膝がこすれて炎症し、痛みが出てくる場合もありますし、そのせいで膝ズレ、股ズレを起こしてしまうなども小さいデメリットといえるかもしれません。
しかし、これらのデメリットはそこまで大きな痛みや不便を伴わないので、さほど気にならず放置してしまう方が多いものだと思います。先ほども少し申し上げていますが、膝の変形はやはり年齢を重ねてからの方がデメリットは多く出てきます。
例えば膝、あるいは骨盤が変形したまま年齢を重ねると筋肉の衰えによって膝にかかる負荷が増え、膝が変形したり、可動域の制限がかかったり、膝関節のクッションがなくなってしまう変形性膝関節症にかかりやすくなります。
あるいは膝という組織は歩くとき、座るとき、走るときなど、人間が動くときには常に必要とされる組織ですので、やはり筋肉が衰えた時に変形していると関節リウマチ、膝靭帯損傷、膝関節捻挫(ひざかんせつねんざ)などにも発展しやすく、そこに骨盤の歪みが加わると腰痛や肩こりなども併発してしまうようになります。
まとめ
今回は女性に多い膝の変形、X脚について、そのチェック項目やデメリットについて記事を書いてまいりました。文中でも触れている通り、こういった変形は見た目だけにデメリットがある若年期よりも筋肉が衰えていく高齢期に問題が出やすくなります。
しかし日ごろからの習慣というのは意識して改善していかないとなかなか治らず、整体院などに通って一時的に改善しても同じ習慣を繰り返しているとまた再発してしまいます。ですから身体の衰えを感じたり、将来起きる可能性がある膝の疾患が気になった時はなるべく早く習慣を改める努力をするようにしましょう。
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