原因は疲れの蓄積?寝違え!!
同僚や友人が寝違た。と言っていたら多くの方は「変な体勢で寝たんじゃない?」と返答すると思います。確かに疲れ果ててしまったり、酔いつぶれた挙句にそのままうつぶせ状態で寝てしまっても寝違えは発生するものですが、多くの場合、それ以前に肩や背中など首と繋がっている箇所に疲労が蓄積した結果、うつぶせ寝が引き金となって発症することがほとんどです。
もちろん、誰しも痛みや不調の無い生活を望むものですから、ご自身で首のマッサージや背中のコリをほぐすようなストレッチを行っている方もいらっしゃると思いますが、肩の構造というのは非常に複雑で一か所、二か所のストレッチを行っていても実際はそのストレッチが効果的でなかったり、コリの原因と全く異なる箇所を伸ばしていたりもします。
寝違えに限らず、疲労の蓄積は身体が動かなくなってしまうギックリ腰や大きなケガの原因になったりもしますので、積極的に解消するように普段から注意しましょう。それでは記事を始めてまいります。
寝違えはどうして起こるの?
冒頭にもありますが「寝違え」という言葉が先行して、寝違えは変な体制で寝てしまうことで起こるものである、という認識を持っている方が多くいらっしゃいますが、寝違えやギックリ腰などはスジを痛めているというよりは、普段の生活によって凝り固まった筋肉が引き金になっています。
つまり、痛みが出るのは最後の最後でその前段階でもご自身が気づかないだけで不調は出ているのです。そしてある日、睡眠時の姿勢が悪かったり、寝苦しかったりして身体の向きと反対に首をひねると首の筋肉にある筋膜に傷がつき、炎症・痛みを発生させます。
ちなみにこの筋膜というのは聞きなれない言葉かもしれませんが、ようは筋肉というのはむき出しの状態であるわけではなく、筋肉を覆っている薄い膜があり、それが剥がれたり傷つくことによって痛みを出すのが寝違えやギックリ腰なのです。
俗にギックリ腰を、突然やってきて動けないほどの激痛があることから魔女の一撃と呼ぶことがありますが、筋膜が原因の疾患は往々にして動けない激痛がありますが、骨折などと異なり、数日~一週間で快方へ向かいますので、焦らず安静にするようにしましょう。
寝違えてしまったら?
これは先の通り、まずは安静にすることです。身体に痛みを感じると不安を感じたり、あるいは無意識のうちに、どうしても患部を触りたくなってしまうものですが、無理に動かすのはよくありません。
ちなみに患部を触りたくなってしまうのは人間の本能からくるもので、お腹が痛かったり、膝が痛かったりすると患部を撫でたくなるのは、手を当てることによって患部の体温を高めて治癒を促す為といわれていますが、炎症は冷やしてあげる方が効果的です。
しかし、痛みが落ち着いてきたら今度は温めて血行を促進し、マッサージを行いましょう。けれど人体についてご存知ない方は、無理にマッサージをして痛めるくらいであれば放っておくほうが賢明です。
それでは以下にその後の対応策を見てみましょう。
- 早く治すためのコツ・ポイントは?
初期段階は、とにかく安静にしましょう。「痛い」と感じる動作は避けてください。傷ついた組織を修復するためには、これ以上の治療はないとも言えます。
痛みが和らぐ安定期に入ったら、血流を良くして回復を促しましょう。血流改善には、温める・ストレッチをする・マッサージをするなどいろいろな方法があります。どの方法が適切かは病態によって異なるため、専門家の指示に従うように。
- 痛みが強いときはどうすればいい?
首の痛みが強くてつらいときは、身の回りにあるタオルやマフラーを首の周りにグルグル巻いて、「顎置き」を作ると楽になります。顎を安定させることが目的なので、首が苦しくなるほどきつく巻く必要はありません。
仕事の都合などで首にタオルやマフラーを巻くのが難しい場合は、腰にコルセットをつけるのがおすすめです。腰にコルセットをすると背骨がまっすぐ伸びるので、首周りの筋肉に負担がかかりにくくなるのです。
引用:暮らし後押し~eo健康~
まとめ
今回は誰にでも経験のある寝違えについて記事を書いてまいりました。文中でも触れている通り、筋膜に関するケガは痛みはひどくても安静にしておけば動かなくなるような事態には陥りません。
その為、こちらも文中にある通り、まずは痛みが引くまでは安静にして、出来れば早く治したいからといって無理に荒療治して悪化させてしまうことは避けるようにしましょう。また寝違えには筋肉の疲労が関係しているということは前述しましたが、寝違えに似ている症状なだけで肩や首に他の疾患が起こっている可能性もありますので、やはり、無理に動かしたりしないようにしましょう。
もしも度重なる寝違えや首の痛みにお悩みの場合はお気軽に当院までご相談ください。
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