え?あれだけの動きで起きるの? 気を付けたい肉離れ!
自分の身体というのは自分が思う以上に思い通りには動かないものです。例えばそれはイップスのように普段出来ていたボールの投げ方やダーツの投げ方が突然よくわからなくなってしまったり、針の穴に糸を通そうと思うけれど、手が震えてしまって出来なかったり、、。
あるいはそういった繊細な作業ができないだけでなく、自分の筋肉やスジ、関節の衰えというものも日々、忙しく生きているとわからなくなってしまうものです。そして、最近運動不足だからちょっとフットサルでもしようか、帰ってきたから冬用のジャケットをソファーに放ろうか、なんて些細なしぐさで筋肉が切れたり、靭帯が切れてしまうというありえないことが起こります。
今回のテーマでもある肉離れもそういったありえない起こり方をするケガで、もちろんスポーツをしていて、重たいものを運んでいて、なんて時にも起こりますが、上記のような発症原因も多々ありますので、やはり歳を重ねるごとに身体をケアするためにも運動を日常に取り入れた方がいいとつくづく感じます。それでは記事を始めてまいります。
肉離れってよく聞くけど、、
さて、では肉離れについて解説していきたいと思いますが、肉離れは正式名称を筋断裂と呼びます。漢字からもお分かりいただけるとおり、筋肉に傷がついたり、負荷がかかることで切れてしまうことです。
私たちの身体は全身が筋肉に覆われていますので身体のどこにでも起こる可能性はありますが、最も発生しやすいのが下半身にあるふとももやふくらはぎの筋肉です。この理由は身体のなかでふとももの筋肉が一番大きく、チカラがあるからです。
運動したり重たいものを運ぶためには大きくてチカラのある筋肉は有利ですが、年齢を重ねることで筋線維が衰えたり、運動のしすぎによって筋肉が硬い状態が続いていると筋肉は切れやすくなってしまうのです。
筋肉は筋線維と呼ばれる細い繊維が束になることで出来ているわけですが、古いゴムに柔軟性がなくなり、切れやすくなるように筋肉は年齢によっても使い過ぎによっても硬くなります。またそれ以外に気温にも筋肉の柔軟性は左右されるため、特に冬場に運動する時はいつも以上にストレッチに時間を使って、しっかりを身体を温めてから動くようにしましょう。
肉離れを予防するには?
前述の通り、肉離れの原因は硬くなった筋肉に負荷がかかることによって筋肉が断裂してしまうわけですから、スポーツ前後だけでなく年齢を重ねてきたら普段から下半身をストレッチすることが予防につながります。
また肉離れの予防だけでなく、下半身は第二の心臓ともいわれており、キチンと動かしてあげることで血流の改善が出来たり、ダイエットする上でも一番大きな筋肉であるふとももの筋肉を使うことは効果的ですので、起き掛けや昼食後などにスクワットをしてもいいかもしれませんね。
以下には下半身のストレッチについて掲載しているサイトがありますので、方法を確認してみましょう。
大腿四頭筋
- 横向きに寝た状態で下側の脚の股関節・膝関節を曲げます。
- 上側の脚の膝を曲げて足首を掴み、股関節を伸ばします。足首に届かないという人はタオルなどを足首に引っ掛けて引っ張りましょう。
ももの前が伸びていると感じる強さで行います。
※注意点として、腰や背中を反らないようにしましょう。 腰が反ってしまう人は下側の脚を抱えると反りにくくなります。
ハムストリングス
- 地面に座った状態から片膝を曲げ、もう片方は伸ばしたままにします。
- 伸ばしている方に向かって身体を倒します。
膝の裏からお尻にかけて伸びていると感じる強さで行います。
※注意点として、背中を丸めるように倒すのではなく、股関節から曲げ、倒すことを意識しましょう。
下腿三頭筋
- 床に座った状態で脚を伸ばし、足の裏にタオルやロープを引っ掛けます。
- ふくらはぎや膝裏に伸張感を感じる強さで、引っ掛けたものを引きます。
※注意点として、膝がしっかり伸びている状態で行いましょう。
引用:佐久平整形外科クリニック
まとめ
今回は肉離れの症状や予防のための注意点などについて記事を書いてまいりました。文中でも触れている通り、肉離れは硬くなった筋肉に負荷をかけることで起こりますから、運動する際や運動不足が続いている時は注意するようにしましょう。
最後に肉離れかな?と思った際の対処法についてご紹介しようと思います。肉離れが起こるとバリっ、ブチッといった断裂音が鳴ることが多いので本人も気づいていることが多いですが、筋肉が断裂しているので痛みのある患部を軽く押してみると凹んだままになるので疑わしい場合は試してみてください。
しかし肉離れ、捻挫、骨折、脱臼などいずれの場合でも無理に動かしてもいいことはありません、その際は患部を冷やしながら救急車や車などを手配してすぐに専門家に相談しましょう。
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