時には心を病む引き金にも?不眠症!
寝すぎて眠れない、というのは非常に贅沢な悩みですよね。
お仕事や育児・学業などに余裕が出来たのだと思います。
しかし、世の中には睡眠にある種の恐怖を覚えてしまう方々も一定数はいらっしゃいます。
布団に入ってもなかなか寝付くことが出来ず寝返りを繰り返す反面、次の日は激しい倦怠感を感じてしまい、また夜になると眠れない不安から自分は世界に一人しかいないような孤独を感じてしまうような悪循環に陥る不眠症。
世の中には264時間も起きてたという記録がありますが、誰も好き好んで眠れないようにはなりたくありません。
タイトルにもありますが、そんな不眠症は実は心の疾患や身体の不調とも密接に関係しており、病は気からというものを体現しているような疾患ですね。
もしも当記事をお読みいただき、最近同じようなことに悩んでいるという方がいればなるべく早く専門家に相談するようにしましょう。
それでは始めてまいります。
不眠症は寝れないこと?
不眠症というのは一言で言えば寝れないことですが、実は複数の種類があり、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害の四つがあります。
漢字からおおよその意味がお分かりいただけるかと思いますが、ようは、
- すぐに眠れるか?
- ぐっすり長時間眠れるか?
という意味ですね。
参考までに厚生労働省が提供しているe―ヘルスネットから不眠症について引用してみましょう。
不眠症は国民病
日本人を対象にした調査によれば、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と回答しています。加齢とともに不眠は増加します。60歳以上の方では約3人に一人が睡眠問題で悩んでいます。そのため通院している方の20人に1人が不眠のため睡眠薬を服用しています。不眠症は特殊な病気ではありません。よくある普通の病気なのです。
睡眠時間は問題ではない
睡眠時間には個人差があります。日本人の睡眠時間は平均して7時間程度ですが、3時間ほどの睡眠で間に合っている人もいれば、10時間ほど眠らないと寝足りない人までさまざまです。また健康な人でも年齢とともに中途覚醒や早朝覚醒が増えてきます。「若い頃はもっと眠れたのに」は禁物です。
最初にも書きましたが、不眠症は不眠そのものだけではなく「日中に不調が出現する」ことが問題なのです。眠りが浅く感じられても昼間の生活に支障がなければ不眠症とは診断されません。睡眠時間が短いことや目覚め回数にこだわりすぎないことが大事です。
引用:厚生労働省 e―ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-001.html
引用にもありますが、もしも眠れなくても日中、眠くならず健康に暮らしていられれば誰も気に留めないものですが、生活には仕事・育児・家事・趣味とやらなければいけない、あるいはどうしてもしたいことがあるわけですから、是非とも解決したい問題ですね。
不眠症にならない為には?
まずは不眠症の原因を突き止められるといいですね。
というのも不眠症になる原因は身体的・精神的にも様々ありますし、あるいは自分が現在いる環境にストレスがあったり、人間関係がうまくいっていないといった不安で眠れなくなってしまうこともありますし、冒頭で述べたようにうつ病から始まる不眠症などもあります。
今回は数ある不眠症の原因の中でも最近話題の糖質制限ダイエットなどによって不眠症になる場合を考えてみたいと思います。
糖質というのは確かに脂肪に代わるので女性でも男性でも取りたくないものかもしれませんが、炭水化物というのは脳や身体をキチンと動かすために必須の栄養素でありますし、実は睡眠とも深い関係があります。
例えば炭水化物を摂取しなくなるとまずは頭が正常に働かなくなります。
物覚えが悪くなったり、集中力が切れたり、一瞬の判断力や論理的思考能力が落ちていきます。
昨今ではお笑い芸人の方々の中でも筋肉を売りにする方が多くなりましたが、往々にして切れ者という印象を受けないのは、自頭は良いのに炭水化物が不足しているからかもしれません。
不眠症に関係するところでいえば、ダイエットを一念発起して炭水化物を取らなくなると低血糖症になる場合が考えられます。
低血糖になると上記のような症状のほかに動機、頭痛、関節炎、筋肉痛、情緒不安などの他、キチンと眠れなくなる不眠症も症状の一つです。
まとめ
今回は国民病ともいえる不眠症について厚生労働省のサイトを引用しながらご説明していきました。
最後にご紹介したように炭水化物を抜いたダイエットは睡眠の質が上がらず入眠はスムーズでも早朝覚醒してしまうようなこともあるのでご注意ください。
また文中にもある通り、やはり寝れないことで日中、問題が発生することが一番の問題です。
しかし反対に言えば日中問題がなければ不眠でも構わないわけです。
ですから、結局、意識し過ぎて眠れなくなるのであれば、意地でも眠ろうとせず、事実、目をつむって横になるだけで70%の体力は回復するといわれているわけですから、焦らず、リラックスして床につくようにしてみましょう。
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