一つの疲労は連鎖を招く?眼精疲労!

眼の疲れ肩に来るというのは有名なCMのキャッチフレーズだと思います。しかし、じつはこの二点には何かしらの因果関係がありそうだが、それの科学的な根拠はないそうです。

けれど実際に目を酷使すると肩こりがひどくなったり、頭痛が起こったり、眼の奥が痛くなったりといった事が起こるのも事実、今回はそんな一つの問題から様々な問題へと発展していってしまう眼精疲労について記事を書いていきたいと思います。

最近では名前もポピュラーになりましたので、ご存知の方も多いと思います、詳しくは後述しますが要は眼精疲労というのは眼の奥の筋肉が凝り固まることで発生する様々な不調という言い方が出来ると思います。

昨今では一家にではなく一人に一台、パソコンと携帯が配布されている時代ですので、だれにでも起こりうる眼精疲労についてきちんと理解し、悪化させないような対策を取れるようにしましょう。それでは記事を始めてまいります。

眼精疲労は全身に?

それでは最初に私たちがどのようにして物体を眼て見ているのかについてご説明していきたいと思います。過去に学校教育では実は私たちの瞳というのは物体を反対に捉えており、それが水晶体を通すことで正位置として認識できるという事を学んだ記憶がある方もいらっしゃると思いますが、私たちの眼というのは角膜や水晶体を網膜に反映し、二次元の像を捉え、その情報が視神経を通して大脳に伝わり、大脳内で三次元の画像として処理され、物を見ることはもちろん、物の奥行きを見ることが出来ています。

ここで重要になるのがその物体が遠くにあるのか、近くにあるのかを認識するために厚くなったり、薄くなったりと動いている水晶体です。当たり前のことですが、どのような形であれ私たちの身体を動かすために必要なのは筋肉です。

ですから水晶体も、もちろん筋肉が動かしており、その正体は眼球の内部にある毛様体筋という筋肉なのです。話がそれてしまいますが、どなたも久しぶりに運動をすると筋肉痛になったり、激しい運動をずっと続けていると筋肉が断裂してしまうようなケガに見舞われるように、筋肉は使い続けると疲労して硬くなる性質を持っています。

そして今回のテーマである眼精疲労もこの毛様体筋が疲弊し、疲れが蓄積されることによって起こります。ここで一つイメージしていただきたいのが私たちの筋肉というのはずっと同じ姿勢で立っていたり、座っていたり、中腰になると痛みを発するという事実です。

これは毛様体筋も変わらず、パソコンやスマホ、小説、資料など近くにあるものを見続けることによって毛様体筋の疲弊は加速度的に高まっていきます。

毛様体筋の疲弊を防ぐには?

では、どのような方法をとれば眼精疲労が軽減されるのか、という話ですが、これは簡単なことです。立ちっぱなしの姿勢が疲れるのであれば座ればいいですし、反対に座りっぱなしであれば時に立ち上がれば筋肉への負担が楽になるように、近くの物を見すぎているのであれば一時間に数分、窓の外に見える遠くのものを見るようにして筋肉のストレッチをしてあげればよいのです。

あるいはそれだけでなく、眼が疲れてきたと感じた時は仕事や趣味を一時中断して、以下のようなストレッチをしてみることもよいでしょう。

1 . ウォーミングアップ

左右交互にリズミカルにウインク:10~20回

同様に少しスピードを速めて:10~20回

今度はふわっとゆっくり柔らかく:10~20回

最後は意識的にギュッと強めに:10~20回

仕上げに両目をギュッと閉じてパッと開く:3回

ここがポイント!

ウインクをすると目の周りがほぐれ、適度な刺激で涙がゆきわたって目がスッキリとしてきます。できる範囲のリズムで、無理をせず行ないましょう。

2 . 目のストレッチ 上下左右体操

右まゆを見つめる。視線を戻して、左まゆ:各3秒

同様に右ほほを見る。視線を戻して、左ほほ:各3秒

右耳を見つめる。視線を戻して、左耳:各3秒

髪の生え際、視線を戻して、あご:各3秒

最後は鼻を見つめる:3秒

ここがポイント!

目を動かす筋肉を大きく動かすことで疲れをとる体操です。顔は正面に向けたまま動かさず、顔のパーツを見るつもりで、キュッとにらみつけるように視線だけを送ります。慣れてきたらそれぞれ5秒ずつ。

引用:SANTEN HP

まとめ

今回は眼の奥にある毛様体筋が疲弊することによって起こる眼精疲労について記事を書いてまいりました。文中にもあるように疲れてしまった時は身体を休めるように、眼も少しの作業で疲れ目や眼の奥の痛みを和らげることが出来ます。

冒頭にもあるように眼の疲れと肩こりなどに因果関係があるとはハッキリしていませんが、パソコンや作業に集中していると自然といかり肩になっていたり、肩や背中にチカラが入ってしまって筋肉が凝り固まる事が考えられます。

気分が乗っているから、どうしても守らないといけない締め切りが近いなど、様々な理由があるとは思いますが、適度な休息はよりよいパフォーマンスには欠かせないことですから、キチンと眼のケアもしながら痛みのない生活を送れるようにしましょう。

眼精疲労

Posted by hiro