不調の原因はどこにある?メンタルヘルス不調!
しかしながら環境が変化したからといって、仕事や人間関係に対するストレスが皆無になったかといわれれば、そうでもないと誰もが話すものだと思います。もちろん、みんなで和気あいあいとした職場が一番いいとは言え、営業であれば数字を追わなくてはいけませんし、経理は数字を間違えてはいけない、人事は書類の管理をキチンとしないといけないなど、失敗することで多くの方に迷惑をかけてしまう事象は繰り返さないように注意が必要ですし、注意しないことは当事者が教える立場に立った時に困ってしまうことになります。
そのように他人と作業をしたり、会社の一部として働く時に出てきてしまうのがストレスで、これが全くない環境というのは少ないと言えます。中にはこのストレスを貯め過ぎてしまうことで起こる不調もあり、今回はその中でもメンタルヘルス不調について記事を書いていこうと思います。それでは始めてまいります。
メンタルヘルス不調とは?
メンタルヘルス不調の代表的な疾患と言えば「うつ病」や「パニック障害」「適応障害」などが挙げられますが、メンタルヘルス不調とは必ずしもこれらの精神疾患のみを指しているわけではありません。WHOの定義によればストレスにうまく対処できない、十分に能力を発揮できない状態であれば「メンタルヘルス不調」なのですから、日常的にストレスを抱え不安や悩みのせいでなかなか気分が晴れない状態も全て含まれるのです。
メンタルヘルス不調の原因と症状
いずれにしてもメンタルヘルス不調を発症すると、最初は寝つきが悪い、簡単な仕事でもミスが増える、何をするのも面倒くさい、食欲がない、お酒の量が増える、等の本人しか気づかない兆候始まり、やがて仕事上の義務を怠りがちになる、電車に乗ったりすると不安や緊張で倒れそうになる、付き合いが悪くなり遅刻・早退・欠勤が増える、表情が乏しく口数が減る、など周囲の人も気づくほどの症状が見られるようになります。
まとめと改善策
今回は主にストレスによって様々な不調を生み出すメンタルヘルス不調について記事を書いてまいりました。文中にもあるようにメンタルヘルス不調は起こりやすい人がいる反面、誰にでも起こる可能性があるものですから、心当たりがある場合は重症化しないように注意しましょう。
例えばその改善策として、メンタルヘルス不調の兆候に気づいたなら、まずは健康的な生活習慣を意識してみると良いでしょう。例えば良質な睡眠を摂る、規則正しい食習慣と運動を心がける、深酒をしないといったことで疲労の蓄積を防ぐことができ、これが気持ちを前向きにしてくれる可能性があります。
他にも自律神経の乱れを整えるため、整体などの専門機関に受診するのも良いでしょう。また職場環境が大きな問題となっているなら、上司や職場に設置されている相談窓口などに相談するのもお勧めです。
しかしながら、メンタルヘルスの不調などは他人からはよくわからないのはもちろん、自分でも気づかないうちに患っていて、会社に行けない、仕事ができない、などなにかしらの行動が起こせなくなるような事象が起こってから事態に気づくことが多くあり、その理由は初期症状では会社を休まないような真面目な方に発症しやすい傾向があるからです。
またそういった方々はメンタルヘルス以外にも精神疾患を起こしやすいので、ストレス発散の方法と一緒に、自分の限界値や自分には出来ない事などキチンと線引きして仕事や人間関係に取り組むようにしましょう。
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