美容と健康の大敵・骨盤の歪みを治す骨盤矯正とは?
女性が男性よりも優れている所が多岐にわたることは多くの方がご存知だと思いますが、こと身体的なものでいえば男性よりも女性の方が疾患も多く、またかかりやすいと言えます。
それは例えば単純に筋肉量が男性の方が多いことが一つ挙げられ、筋肉量が多いという事は体温を一定にそして高温で保ちやすいという特徴を持っていますのでそれに比例するように免疫力が高く、冷え性を始めとして疾患などにもかかりにくいといわれています。
あるいは骨格構造を見ても女性の方が男性よりも脆弱に出来ており、骨格の変形であったり関節の疾患などにもかかりやすいと言えます。この理由はもちろん、子どもを出産するにあたって肉体構造を変形させる必要があるからです。
そして、今回テーマになっている骨盤の矯正というのはその最たるもので、多くは出産後に骨盤の歪みが発生し、それを矯正しておかないと将来、骨盤や背骨、関節などの疾患を起こしやすくなってしまうものなのです。それでは詳しく確認していきましょう。
骨盤の歪みとは
姿勢の悪さや妊娠、出産などにより「骨盤が歪む」という話を聞くことがあります。この「骨盤の歪み」とは、腰の下部にある仙骨や恥骨といった骨盤を構成する骨同士の結合部分がズレてしまっている状態のことで、これにより骨盤が前傾していたり逆に後ろ側へ傾いていたり、あるいは前後にではなく左右に傾いていたりします。また骨盤は本来筋肉や靭帯でしっかりと固められているのですが、筋肉の衰えなどによってその締め付けが緩むと数ミリほど開いてしまいます。これが「骨盤が開いている」状態で、特に妊娠・出産後の女性に多いと言われています。
これら「骨盤の歪み」そのものは自覚症状に乏しいのですが、歪みの結果見た目にも変化が現れる場合があります。
例えば骨盤が左右どちらかに傾いていれば腰のくびれの位置も傾きますし、体がバランスを取ろうとして骨盤が上がっている側とは逆側の肩が上がります。左右でよく使う筋肉とそうでない筋肉ができてしまうため、筋肉のバランスもおかしくなり太って見えますし、代謝が悪くなるため実際太りやすくなってしまうでしょう。また骨盤が前傾していればお尻が大きく見え、後傾している場合にはお尻が垂れて見えますし、骨盤が開いている場合にはO脚やX脚を引き起こすこともあります。
また内臓の位置が下がって働きが悪くなり、胃もたれや腹部の膨満感となって現れたり、脊椎に影響が及ぶと神経や血液、リンパ液にも悪影響が出て肩こりや腰痛、頭痛、便秘、生理不順、冷えなど体の様々な不調に繋がる場合もあります。
骨盤矯正とストレッチ
したがって骨盤の歪みが疑われる場合には、「骨盤矯正」が有効です。「骨盤矯正」とはその名の通り骨盤の歪みを修正し、本来の正しい位置、正しい形に戻す施術のことで、整体や整骨院などで受けることができます。整体や整骨院は東洋医学に基づき、自己治癒力を最大限に引き出すことを目的とした自然療法を用いるため、骨盤矯正も基本的に全て手技で行われます。具体的には、手で圧迫したり体の各部位を押したり引いたりしてインナーマッスルに働きかけるというもので、無理なく徐々に、本来あるべき姿へと戻していくため、痛みや副作用の心配もありません。
また多くの整体や整骨院では問題となっている骨盤だけでなく、背骨や足の歪みも整えたり筋肉の緊張をほぐしたりと体全体のバランスを整えてくれるため、血流や代謝が活性化されて全体的に調子が良くなります。勿論自然療法ですから1回の施術で全てが回復するわけではありませんが、整体師の指示に従い一定期間通いつつ生活習慣を改善するなら、やがて骨盤の歪みに悩まされることはなくなるでしょう。
それでは本文の最後に骨盤矯正にいいとされるストレッチをご紹介しておきたいと思います。文中にもあるように骨盤の歪みというのは現在よりも将来にその影響が起こりやすいので日ごろからできる予防策は講じるようにしましょう。
立ったまま骨盤筋トレ
次は、立ったままできる骨盤筋トレを紹介していきます。
腰回りの筋肉はもちろん、二の腕を引き締める効果もある種目です。
テレビを見ながらなど手軽に行えることも、この立ったまま骨盤筋トレのおすすめポイントです。
タオルの両端を手で持ちます。
ゆっくりと息を吸いながら、天井に向かって上げていきます。
上げきったら、今度は息を吐きながら上半身を片方に傾けていき、息を吸いながら戻ります。
逆側も同様に行います。
左右1往復で1セットとして、5セット行いましょう。
骨盤回し筋トレ
最後は、「骨盤回し筋トレ」について紹介していきます。
このトレーニングは、骨盤や体幹を回すことで、骨盤の左右の傾きを調整し、ゆがみを改善する効果があります。
仰向けの状態で床に寝ます。両脚は閉じたまま、膝を立てておきます。
両手を上げ、頭の上で手を組みます。
息を吸いながら、ゆっくりと両脚を片方に倒していきます。倒しきったら、今度は息を吐きながら脚を戻していきます。
逆側も同じように行います。
左右1往復を1セットとして、10セット繰り返しましょう!
引用:TENTIAL
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