筋肉疲労とは?身体が疲れる理由!

疲れる、疲れた、という言葉は人間であればだれでも一度は口にしたことがあるものだと思います。またその理由は様々、身体を酷使したことで全身に筋肉痛が起こるような疲れもあれば周りの人間関係を維持する為、気持が疲れてしまうなど日本語には色々な疲れの表現方法が存在します。

今回はそんな疲れの中でも筋肉の疲労に焦点を当てて記事を書いていきたいと思います。筋肉疲労というと例えば引っ越し作業などのように重たいものを運んだり、歩き続けることで下半身の筋肉が酷使されるなど、動いたり負荷をかけたり、ということを想像する方が多いかと思いますが、実はそれだけでなく、筋肉というのは寝ていても座っていても同じ体勢をずっと続けていると疲労していくものです。

後述していきますが、運動に準備体操が必要なように、生活の端々に簡単でもいいので運動を取り入れると結果は段違いなものになりますから、意識して身体を動かす習慣が作れるように努力しましょう。それでは記事を始めてまいります。

筋肉には二種類ある?

それでは始めに筋肉の種類について確認し行きましょう。ボディービルダーのように筋肉の動きや造形を意識ない方にとって、筋肉というのは一種類しかないように感じますが、実は用途によって使い分けられています。

一つが速筋、これは急速に収縮し、短時間の高強度の活動に適している筋肉で力を速く発揮する能力が高く例えば瞬発的な速さを求められる短距離走やウェイトリフティング、またジャンプするときやボクシングのパンチやキックをする時に使用されます。

そしてもう一つが遅筋、これは持続的な収縮が可能で、持久力に優れており、長時間にわたる低強度の活動に適しており、例えばマラソンを始めとする有酸素運や、ヨガ、トライアスロン、登山あるいは遠泳を行う時などに使用されます。しかしながら同じ筋肉繊維を使用しているので、どちらか一方だけが疲れるというわけではなく、筋肉疲労の観点から言えば両方が疲れている相互関係をもって疲れていることを筋肉疲労と呼びます。

筋肉疲労にはどのようなものがある?

次に当記事のテーマでもある筋肉疲労についてですが、筋肉疲労も使う筋肉によって治り方や回復時間が異なります。例えば急性筋肉疲労、いわゆるバーベルをあげたり、腕立て伏せをしたり、、と筋肉トレーニングと呼ばれる動作で起こる疲労で、他の疲労よりも比較的短期間で痛みがなくなり、元の状態に戻ることができます。

次に遅発性筋肉痛、新しい運動や強度の高い運動をした際に、筋肉の硬直や痛み24〜72時間後にあらわれるようになります。また先ほど筋肉は二種類あるというお話をしましたが、筋肉疲労に関していえば急性・遅発性だけでなく慢性筋肉疲労中枢性疲労そして過労などもあげることができます。

それぞれの特徴として慢性筋肉疲労は長時間の重労働、スポーツ選手のトレーニング持続する労働を十分に休息が取れない間隔で長期間行うことによってストレスや疲労物質が溜まることで起こりますし、長時間集中したり、緊張状態が続くと中枢性疲労が、そして昨今よく話題にあがる過労とは慢性筋肉疲労にも似ていますが、長期間にわたる過度な肉体的または精神的な労働によって心身ともに疲弊し、体調不良や精神疾患、全身の倦怠感などを生み出す疲労です。

この章の最後に、よく「年を取ると筋肉痛が遅れてやってくるという」という噂は本当だろうか、ということに触れたいと思いますが、これは事実です。例えば年齢を重ねると筋肉や関節が硬くなり動きが悪くなることはよく知られていることだと思いますが、それ以外でも基礎代謝が低下するので、身体の治癒能力が低下し、若い時よりも筋肉の修復再生時間がかかります

他にも血流の低下によって筋肉に酸素や栄養素が行き渡るのが遅くなりますし、よほどのスポーツ選手でない限り、単純に運動量が低下するので、筋肉への負荷が低下し、それも相まって遅発性筋肉痛が遅れることがあるのです。

まとめ

今回は筋肉の種類筋肉の疲労について記事を書いてまいりました。文中にもあるように筋肉やその運動量は年齢を重ねるごとに低下していくものですから、出来れば若いころから運動を習慣化し、いつまでも健康でいられるように努力しましょう。

なお、年齢を重ねてからの運動というとジョギングをあげる方が多いと思いますが、実はジョギングだけでは若さを保つには十分といえず、出来れば少しでもいいので筋トレを行うようにしましょう。それについては以下の引用をご覧ください。

 

基礎代謝のなかでも、多くのエネルギーを消費するのが筋肉です。そして、年をとるにつれ基礎代謝量が下がる一因が、筋肉の衰えです。

私たちの筋肉量は、40歳を過ぎると毎年1%ずつ減り続けます。筋トレをしないと、20年後には20%、30年後には30%の筋肉が減ってしまうのです。

筋肉は活力エネルギーを生み出す「工場」のようなもの。筋肉量が少なくなると、体の動きに影響が出るばかりでなく、生産されるエネルギーが減り、基礎代謝がグッと落ち込むことになります。筋肉量の維持は、若々しさを保つためにも不可欠です。

老化を止めることはできませんが、筋肉だけは例外。トレーニングをすれば、何歳からでも筋肉量を増やし、機能を高めることができます。

引用:Reライフ.net

 

筋肉疲労

Posted by hiro