12月は特に危険!冬の事故の原因と対策
日常的に運転する方は常に危険を探すくせをつけ、またたまにしか運転しないという方は道路状況だけでなく車のメンテナンスもしっかりと行い、交通安全意識を高め、安全第一の心構えを持ちましょう。それでは冬の事故について確認していきましょう。
冬の事故の原因
12月の事故のうち最も多かったのは17時~19時台の事故で、冬の時期のこの時間帯は丁度日の入り時刻。もともと人の目は暗闇に慣れるまでに30~40分かかると言われているのですが、12月の日の入り時刻は早くそのうえ周囲が暗くなるまでの時間も短いため、自分でも気づかないうちに「見えづらい状況」で運転することになり、他の車両や歩行者に気づきにくくなってしまうのです。
加えて12月は年末年始にかけての繁忙期で物流が増え、帰省シーズンも重なることで交通量が急激に増えます。そのうえ年末年始の忙しさでそわそわと落ち着かず運転に集中できなかったり焦って安全確認を怠ったりと、ドライバーの気持ち的にも事故を起こしやすいのが、12月と言えるでしょう。
更に、冬には道路が凍結する「アイスバーン」が起こり、これが事故の原因になることもあります。道路がスケートリンクのようになっているため、他の季節と同じくらいのスピードで走っていてもブレーキがかかりにくく、また急ブレーキをかけるとハンドルが取られてスリップしてしまうことがあるのです。
冬の事故を予防する
従って冬、特に12月の事故を防ぐためには、これら事故に繋がる要因を把握し、予め対策を講じる必要があります。例えば冬は日の入りが早いことを考慮し、早めにヘッドライトを点けること。感覚的には「まだ明るい」と感じる16時頃からでも徐々に薄暗くなっていくため、1時間以上運転する予定であれば特に、この時間帯からヘッドライトを点けておくのがおすすめです。交通量が少ないところでは、相手に自分の存在を認識してもらうため、ハイビームにするのも良いでしょう。ただし対向車や歩行者が来たなら、一旦ロービームに戻すようにしましょう。
また冬季は人も車もどこか落ち着きがなく、突然飛び出してきたり安全確認を怠った強引な運転をしたりする人が増えます。これら不測の事態にも対応できるよう、十分な車間距離をあけスピードを抑え気味に運転しましょう。アイスバーンによる危険性を考えても、車間距離とスピードに注意することが大切です。
まとめ
例えば冷え込みが厳しい冬季は、バッテリーの寿命が短くなることや凍結によるエンジンの始動の困難性など、寒冷地域ならではのトラブルが発生する可能性があります。事前に点検とメンテナンスを行い、トラブルを未然に防ぎ交通事故の原因を作らないようにしましょう。それでは文章の最後に冬の道を走行する際のポイントが書かれている文章を引用したいと思いますので、ぜひ、こちらも参考にしてください。
冬道の走行のポイント
「急」のつく運転は厳禁!
凍結路・積雪路では、通常の運転と違いタイヤのグリップ力が格段に落ちています。急ハンドルはスピン・急ブレーキはスリップ・急加速はホイールスピンの原因となります。通常の走行でも同様ですが、冬道では特に「急」のつく運転は厳禁です。
道路状況に注意を!
冬道では、雪や氷がなくても、日陰や橋の上が氷結している場合などがよくあります。こうした場合でもあわてないように常に道路状況に気を配ることが必要です。
チェーン装着は早めに
タイヤにチェーンを装着する場合、いつ、どの時点で装着すべきかの判断が重要となります。「対向車がチェーンを装着している場合」「坂道にさしかかる場合」「チェーン脱着場がある場合」などが目安となります。また、装着する場合は、脱着場がもっともいいのですが、ない場合は、休憩所・レストランの駐車場など広くて水平な場所を選びましょう。道路上での装着は大変危険です。
上り坂は高めのギアで
坂を上る場合は、坂の上りに入る前にあらかじめ坂の勾配に合わせて適切なギア(少し高めのギア)で上りましょう。アクセルの踏み込みを一定に保って気長に上ることがコツです。
引用:損保ジャパン
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